PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)の試験に挑もうと思ったけど、
「試験範囲が広すぎる」
「何から手をつければいいか分からない」
と感じていませんか?
特にPMP試験は過去問が公開されておらず、ただ暗記するだけでは対応できないという難しさがあります。
「受かる気がしない」と感じるのも無理はありません。
私も同じでした。
「これは無理じゃない?」と何度も思いましたが、試行錯誤しながら効率的な学習法を見つけ、最終的には全項目Above Target(Targetが合格ライン)で合格することができました。
このガイドでは、私自身の経験を基に、「受かる気がしない」を乗り越え、合格を勝ち取るための学習法と本番対策を詳しく解説します。
なぜ「PMP 受かる気がしない」と感じるのか?
まずは、「PMPに受かる気がしない」と感じる理由を整理してみましょう。
この感覚を解消するためには、原因を知ることが第一歩です。
試験範囲が広い
PMP試験では、PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)のプロセス群だけでなく、アジャイルやハイブリッド手法も試験範囲に含まれています。
そのため、「これ全部覚えないといけないの?」と不安になるのは当然です。
過去問が公開されていない
PMP試験では過去問が公開されていません。
そのため、「どんな問題が出るのか」「自分の勉強方法で合っているのか」と不安が募ります。
暗記では太刀打ちできない
試験では、単なる知識の暗記ではなく、状況に応じた応用力が求められます。
「このプロセスをどの場面で使うのか?」を判断できるかが合否を分けるポイントです。
時間配分が難しい
試験は4時間で200問を解かなければならず、1問あたりの解答時間は約1分12秒。
「そんな短時間で解けるの?」というプレッシャーを感じる人も多いです。
効率的な学習法:私が実践したアプローチ
私がPMP試験の勉強を始めたとき、最初に取り組んだのはPMBOKを1ページ目から読むことでした。
しかし、膨大な内容に圧倒され、どこが試験に出るのかも分からず、途中で挫折しました。
その後、勉強法を見直し、「問題を解きながら理解を深める」やり方に切り替えたところ、効率的に学習が進むようになりました。
参考書を最初から読まない
PMBOKやアジャイル実務ガイドは非常に体系的で詳しい内容ですが、その分、初めから読み進めても重要ポイントがつかみにくいです。
また、全体を読み終えるころには最初の内容を忘れてしまうことも。
そこで私が採用したのは、「問題を解いてから参考書を読む」という方法です。
問題を解いて理解を深める
PMP試験の学習で最も効果的なのは、問題を解きまくることです。
特に問題集や模擬試験を活用することで、試験の出題傾向を掴みながら知識を定着させることができます。
- 1周目: 「こんな問題が出るのか」と全体像をなんとなく捉える。間違えても気にしない。
- 2周目: 解説を読み込み、「なぜこの答えが正しいのか」を理解する。
- 3周目: 間違いが減るまで繰り返し解く。
- 4周目: 時間を測りながら全問を解き、仕上げとする。
解説を読んで「理解」を優先する
PMP試験は、「答えを丸暗記する」やり方では通用しません。
特にシチュエーション設定がある問題では、プロセスの意味や使いどころを理解していないと答えられません。
たとえば:
- 「プロジェクトの途中で予算を大幅に超過する可能性が見えてきた場合、最初に取るべきステップは?」
→ コストマネジメント計画やEVM(アーンドバリュー管理)の概念を理解していないと、適切な対応方法を選ぶのは難しいでしょう。
解説をじっくり読み、「この場面ではなぜこのプロセスが必要なのか」を理解することが大切です。
ちなみに解答例は、
「EVM(アーンドバリューマネジメント)を用いて、コストとスケジュールのパフォーマンスを評価する。」
のようなものが選択肢にあれば、これを選択することになります。
模擬試験で本番をシミュレーション
模擬試験は本番対策として必須です。
特に時間配分の練習や本番に近い形式に慣れるために、試験と同じ条件で模擬試験を受けてみましょう。
- 1問にかける時間を意識: 長く悩む問題は一旦飛ばし、後で戻るクセをつける。
- 長時間の集中力を鍛える: 模擬試験を通して、4時間の長丁場に慣れておく。
- 弱点を洗い出す: 模擬試験の結果を分析し、苦手分野を重点的に復習する。
実際に私が合格した時の勉強方法を詳しく書いた記事もありますので、興味があればご覧ください。
〇 PMPに合格して社内で評価を上げたい!〇 効率的な勉強方法が知りたい!〇 できれば一発で合格したい! 近年の急激なDX化の広まりにより、プロジェクトマネージャーの需要が高まっています。 PMPを取得することによって、[…]
効率的な学習を続けるコツ
小さな目標を設定する
勉強を続けるには、具体的で達成可能な目標を設定することが大切です。
「今日は10問解く」「今週で1章を終わらせる」など、小さなゴールを作ることでモチベーションが維持できます。
スキマ時間を活用する
通勤時間や昼休みを活かして、用語カードを確認したり音声教材を聞いたりして、短時間でも効率よく学習を進めましょう。
成果を可視化する
正答率の推移や進捗状況を記録すると、自分の成長を実感でき、モチベーションが高まります。
試験当日までにやるべきこと
弱点を集中的に補強する
試験直前は、苦手な分野に集中して復習を行いましょう。
全範囲を見直すよりも、弱点を潰す方が得点力が上がります。
模擬試験でペースを確認
本番同様の条件で模擬試験を受け、時間配分を体感しておきましょう。
例えば、「2時間経過時点で100問解き終わっているべき」というペース感覚を身につけると安心です。
睡眠と食事を整える
試験前日は無理に詰め込まず、しっかり睡眠をとりましょう。
当日は軽めの食事で体調を整えて、万全の状態で臨むことが重要です。
試験当日の流れと心構えの記事もありますので、よければご覧ください。
○PMP試験の当日の流れ○PMP試験を受ける時の心構え 2023年2月にPMPに合格しました。 PMPはテストセンターでの受験と自宅での受験を選択できますが、自宅での受験は要件が何かと細かかったので、私はテストセンター[…]
合格後のメリットをイメージしよう
モチベーションを保つためには、PMP資格を取得することで得られるメリットをイメージするのも効果的です。
- プロジェクトマネジメントの専門性を証明できる
PMP資格は世界的に認められており、キャリアアップや転職に役立ちます。 - 収入アップのチャンス
多くの企業でPMP保有者に対する待遇が良くなる傾向があります。 - 実務スキルの向上
試験の勉強を通じて、プロジェクトマネジメントの実務に直結するスキルが磨かれます。
PMP(Project Management Professional)は、プロジェクトマネジメントのスキルを証明する国際資格として知られています。 この資格を取得することで、多くのメリットが得られると言われていますが、実際[…]
最後に:「PMP 受かる気がしない」を乗り越えよう!
「PMP 受かる気がしない」という気持ちは、試験範囲の広さや過去問が非公開である不安、そして時間配分の難しさなどが原因です。
しかし、以下のポイントを押さえた学習法を実践すれば、必ず合格に近づけます。
- 問題を解きまくる! 解説を読み込み、理解を深める。
- 模擬試験で慣れる! 時間配分を意識して本番に備える。
- 理解を優先! 暗記に頼らず、プロジェクトの全体像を掴む。
私自身も最初は不安でいっぱいでしたが、「これだけやれば受かる」というレベルまで地道に努力しました。
その結果、無事に合格し、PMP資格を活かしてキャリアを広げることができました。
焦らず、一歩ずつ進めば、あなたもPMP試験に合格できます。
一緒に頑張りましょう!