〇 効率的な勉強方法が知りたい!
〇 できれば一発で合格したい!
近年の急激なDX化の広まりにより、プロジェクトマネージャーの需要が高まっています。
PMPを取得することによって、プロジェクトマネジメント知識の底上げはもちろん、社内評価の向上につながり、転職にも有利に働きます。
PMPを取得し、プロジェクトマネージャーとしての価値をさらに高めましょう!
勉強前のスペックと試験の成績
勉強前の筆者のスペック
・ITベンチャー企業に勤務し、プロジェクトマネジメント経験は3年程度
・それまでは金融&会計業務に約10年従事
・IT系の保有資格は応用情報技術者試験(2回目の受験でギリギリ合格)
・PMPって聞いたことあるけど、どのような資格かあまり知らない
4ヶ月あればAbove Targetで合格できました!!
勉強時間は1日2~3時間で無理なく継続しました。
試験の成績
しっかりと準備した甲斐があり、Above Target で合格しました!
People、Process、Businesses Environment の各ドメインもAbove Target!
気持ちの良い合格ができました。
受験までのスケジュールと学習のプロセス
1ヶ月目:35時間研修と英語での受験申請)
35時間研修
まず35時間研修はこのコースを選択しました。
PMP Certification Exam Prep 35 PDU Project Management Course
このコースを選択した理由は2つで、評価が良くて安かったから!!
すべて英語での解説というデメリットはあるものの、分かりやすい英語で説明してくれていますし、日本語の字幕を表示することもできます。
英語での受験申請
受験申請は一般的な日本の資格試験とは大きく違うところで、
気合いを入れて取り組まないとズルズル時間が過ぎてしまいます。
中でも手こずるのは、プロジェクトマネジメント経験の登録です。
ざっくりですが、私は以下の手順で進めました。
- 過去のプロジェクト経験を日本語でまとめる
- google翻訳で英語に翻訳する
- 明らかに変な文章はなさそうだな、と思ったら提出してみる
抜き打ちで監査があるようですが、私はすんなりと通過し、提出して3日ほどで通過の連絡が来ました。
少々雑な英語でも問題ないのかもしれません。
自信を持って提出してください!
2ヶ月目:基礎学習
35時間研修でPMBOKの全体像をざっくりと掴むことができたのですが、
より理解を深めるために利用した講座がこちら。
「PMP®認定試験」で一発合格を目指す! 効率的な試験対策のための戦略コース (2021) アジャイル対応
とりあえず動画を一周みることで、以下の内容が把握できました。
- PMBOK(第6版)ってだいたいこんな感じ
- アジャイルってこんな感じか、もう少し深く知りたいな
アジャイルについてもっと深く理解したかったので、受講した講座がこちら。
これでアジャイルに登場する専門用語を理解することができました。
一通り内容を学んだので、いよいよ問題演習に突入します。
3~4ヶ月目:問題演習&模擬試験
問題演習でお世話になったのはこの講座です。
【第7版/新試験対応】PMP受験対策 問題集+模擬試験(決定版)
私はこの問題集で合格できたようなものだと思っています。
様々な参考書やオンライン問題集を使用しましたが、私が勉強した中でこのe-ラーニングが本試験の内容に最も近かったように感じています。
・問題集を解き、間違った問題の解説を読み込む
・解説が分からない時は調べて知識を深める
・模擬試験は時間を意識して解く
最終的に模擬試験で85%の正答率で本試験に臨んだところ、全ドメインでAbove Targetで合格することができました。
そこまでやらなくても合格できるかもしれませんが、
繰り返し解くことでPMP特有の問題に慣れることができます。
合格のポイント
学習のポイント
最も重要なのは教材選び
PMPは過去問を公表しておりません。
そのため、企業が独自に分析した問題集やeラーニング教材を使用して勉強することとなります。
ここで間違った(最新の試験に準拠していない)テキストを選んでしまうと、
多くの無駄な時間とお金を消費してしまうことになります。
- シチュエーション問題が多く掲載されている
- 頻繁に問題と解説を更新している
このような問題集を選ぶための指標として、ATP(PMPを主催するPMIの認定トレーニングパートナー)が作成しているeラーニングの問題集をおすすめします。
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PMBOKの暗記は不要
PMP試験では問題のほとんどが「シチュエーション問題」といって、
「プロジェクトマネージャはどのように行動すべきか」という考え方を出題されます。
以前はPMBOKのフレームワークを暗記すれば合格できていたようですが、
丸暗記したところで今の試験には太刀打ちできません。
とはいえ、専門用語の理解は必要です。
わからない用語が出てきたら都度調べる努力は必要ですね。
問題集を解いて調べる!の繰り返し
PMPは試験に慣れることが重要です。
なぜなら、PMP特有のシチュエーション問題に限られた時間で解答しなければならないからです。
本試験は230分で180問を解かないといけないので、
1問に使える時間は1分強しかありません。
シチュエーション問題を何度も繰り返し解いて、PMP特有の形式に慣れ、判断スピードを上げましょう。
試験当日の注意点
時間配分
試験が開始すると画面右上にタイマーが表示され、230分からカウントダウンが始まります。
試験中は時計を見ることができず、このタイマーしか頼ることができません。
例えばですが、「残り時間が190分の時に30問は解いておかないといけない」といったタイムマネジメントが必要になります。
残り時間(分) | 230 | 190 | 155 | 休憩 | 115 | 80 | 休憩 | 40 | 5 |
解答済の問題数 | 0 | 30 | 60 | / | 90 | 120 | / | 150 | 180 |
私は試験開始前ににざっくりこのような表を作って当日渡されるシートにメモしておきました。
なんとなく解いていては試験の後半で時間が足りなくなる可能性があるので、タイムマネジメントの目安として当日メモしておく事をおすすめします!
○PMP試験の当日の流れ○PMP試験を受ける時の心構え 2023年2月にPMPに合格しました。 PMPはテストセンターでの受験と自宅での受験を選択できますが、自宅での受験は要件が何かと細かかったので、私はテストセンター[…]
前日に十分な睡眠をとっておく
ひとつの問題にじっくり悩む時間はありません。
集中力が途切れない状態で試験に臨むことも合格への重要な要素です。
十分な睡眠をとって、当日はベストコンディションで臨みましょう!
解答に迷ったときはどうすれば良い?
解答に迷った時は原理原則に立ち返ってください。
- 問題が起こっているのはウォーターフォール?アジャイル?
- PMIイズムってどんな考え方だっけ?
- サーバントリーダーシップの態度ならどのように行動する?
このような考え方はシチュエーション問題を繰り返し解いて行く上で身につきます。
まとめ
PMPに合格するための勉強方法をご紹介しました。
PMPは適切な勉強方法を継続すれば必ず合格できます!
皆様も合格して、キャリアアップに繋げてください!
読んでいただきありがとうございました!!