このような悩みをお持ちの方、いるのではないでしょうか。
まさに過去の自分がそうでした。
大学卒業後に銀行に入り、その後税理士事務所に転職。
パッとしない日々を送っていました。
このままではいかん！と思ったのがちょうど30歳の時。
一念発起でプログラミングスクールで学習を始めたところから、少しずつですが人生が好転し始めたように感じています。
現在は社内のDXプロジェクトのマネジメント業務やエンジニアの採用の仕事をしています。
この記事では30代から未経験からIT転職をした経験をもとに、ITエンジニアにキャリアチェンジするプロセスを詳しく解説していきます。
しょっち
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30代未経験からIT業界への転職は可能なのか
結論からお伝えすると、30代からでも転職はできます。
私自身、働きながらプログラミングスクールに通い、システム開発の企業に転職しました。
それまで僕は金融や会計の仕事をしていたので、ITとは無縁の人生を送っていました。
それでも約半年間の学習で転職することができましたから、皆さんにもきっとできます。
まずはIT業界の転職市場についてみていきましょう。
エンジニアは不足している
一言で言ってしまえば、エンジニアは常に求められています。
経済産業省が公表したIT人材の需給に関する調査によると、2030年には最大約79万人のIT人材が不足するそうです。
世界はますますデジタル化していく中で、エンジニアは価値のある職種であり続けます。
なので、年齢に関わらず、新たにエンジニアを目指すのは全く良い選択ですよ！
しょっち「仕事はあるけど人が足りないよね〜」という話になります。
30代後半になると転職は難しくなる
しかし、一方で30代後半になるにつれて未経験からのキャリアチェンジの転職は難しくなります。
それはIT業界だけでなく、他の業界でも同じことです。
一般的に年齢を重ねるにつれて、転職では即戦力の人材を求められます。
それでもIT業界へ転職している人は増加傾向にあるので、たとえ30代後半からでも興味があればもちろんチャレンジはOKだと思いますよ！
未経験からのIT転職ロードマップ｜30代の戦略
未経験からエンジニアになる方法はいくつかありますが、僕が実際にキャリアチェンジしたときの行動に沿ってお伝えします。
しょっちIT業界の全体像を学ぶ
最初に、あなたが目指す業界の全体像を把握することが重要です。
どんな技術が存在し、どのように使われているのかを理解しましょう。
興味がある分野を深掘りすることで、あなたのキャリアの方向性が見えてきますよ。
ちなみに僕はIT業界の全体像を把握するためにこの本を使いました。
知識がない状態からでも読みやすく、IT業界に転職しなかったとしても知っておきたい内容がこれ一冊にスッキリまとまっているのでおすすめです。
もうひとつ、僕が業界知識を深めるためにやったことは、未経験を採用してくれる企業の確認です。
プログラミングに触れてみる
次に、実際に手を動かしてプログラミングを体験してみてください。
実際に触れてみないことには、自分に合っているかどうか、楽しいかどうか判断できません。
ウェブ開発入門完全攻略コース – HTML/CSS/JavaScript. プログラミングをはじめて学び創れる人へ！
どちらか一つでいいのでやってみてください。
プログラミングスクールで勉強すると決めている人は飛ばしちゃっていいかもです、同じような内容は触れるので。
プログラミングがどのようなものなのか、まずは体験してみましょう。
しょっちセール時の購入がお得です！！
本格的にプログラミングの学習方法を選択する
プログラミングについての基本的な理解が得られたら、次にどのように深めていくかを決めましょう。
オンラインの教材やプログラミングスクールなど、学習方法はたくさんあります。
僕は自身の体験から、30代からスタートするのであれば、プログラミングスクールでの学習をおすすめします。
プログラミングを学びながら転職を目指すというのは、ひとりでは効率が悪く時間がかかることが多いです。
確かに学費は必要になりますが、プログラミングスクールで得られるのは単にプログラミングのスキルだけじゃなく、転職活動に対する援助や、学習の途中でつまずいたときのフォローです。
転職までのプロセスが挫折しにくくなり、ひとりで悩むよりも結果的にスムーズに進みます。
「テックキャンプ体験談｜夜間・休日プランで働きながらプログラミング学習」という記事で、プログラミングスクールの体験談を詳しく解説しています。
プログラミングスクールを検討している方の中には、 テックキャンプって実際はどうなんだろう？ このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。 この記事では、実際にテックキャンプを受講し、転職するまでの体験談をお[…]
ひとつ、おすすめしないことがあります。
それは転職活動前に今の仕事を辞めることはおすすめしません。
仕事を辞めてプログラミング学習に専念するのはそれなりにリスクがあります。
✔️ 転職できる保証がない
✔️ 収入がない中での転職活動は視野が狭くなる
✔️ 専念していることは転職市場で評価されない
仕事をしながらプログラミング学習に励むのは体力的に大変と感じることはあるかもしれませんが、仕事を辞めるのはそれ以上にリスクが大きいです。
もしプログラミングスクールに通う選択をするのであれば、仕事と両立できるコースをおすすめします。
転職活動をする
スキルアップが進んできたら、転職活動を始めましょう。
ここでもやることはいくつかあります。
✔️ キャリアの棚卸し・職務経歴書の作成
✔️ ポートフォリオの作成(みられないこともある)
✔️ 未経験OKの求人を探す
✔️ 面接対策
などなど
一人でやろうとすると時間がかかり効率的ではないので、転職活動をサポートしてくれるようなプログラミングスクールに頼ることをおすすめします。
転職エージェントを利用するのもひとつの手ですが、30代未経験からのキャリアチェンジとなると、積極的にサポートしてくれるところはあまりありません。
転職エージェントを利用するのはエンジニアに転職した後、キャリアを積んでからの方が多くの転職先を紹介してくれるようになります。
未経験エンジニアの年収とキャリア形成
エンジニアとしてのキャリアを考えるとき、やはり気になるのが年収とキャリア形成の部分でしょう。
ここではその2つについて見ていきましょう。
未経験エンジニアの年収
未経験からスタートしたエンジニアの年収はあくまで目安となりますが、転職初年度はおおよそ300~400万円程度です。
しかし、スキルや知識を身につけ、より高度な職務へ昇進することで年収アップは期待できます。
さらに副業をすることで収入源を増やすこともできます。
仕事で学んだスキルが副業につながるのは、IT業界で働くことのメリットのひとつですね。
未経験エンジニアからのキャリア形成
ITの現場にはさまざまな仕事があります。
大きく分けるとスペシャリストとジェネラリストに大別されます。
✔️ データサイエンティスト
✔️ ネットワークエンジニア
✔️ セキュリティエンジニア
など、特定分野に特化して専門的な知識を発揮する役割
✔️ プロジェクトマネージャー
✔️ ITコンサルタント
✔️ システムアナリスト
など、幅広い知識を有して業務を推進する役割
すぐに決めないといけないようなものではないので、働いていくなかでゆっくり自分のタイプを見極めればよいと思います。
よくある質問
IT業界への転職については、よくある質問がいくつかあります。
ここでは、その一部を取り上げてみましょう。
理系じゃないとなれないの？
全くの誤解です。IT業界には文系出身のエンジニアもたくさんいます。
自分がプログラミングに向いているかどうかを確かめる方法は、これまでの経験や選択はいったん置いておいて、実際にプログラミングに触れてみることです。
未経験からITエンジニアになるまでにどのくらいかかるの？
これは人それぞれで、あなたがどれだけプログラミング学習に時間を投資でき、どれだけ早く学べるかによります。
しかし一般的には、ゼロからスキルを身につけて転職活動を始めるまでには、6ヶ月から1年程度は見積もっておくのが安全です。
プログラミングスクールは高額だけど行く必要ある？
プログラミングスクールはスキルを短期間で習得するために絶対に必要というわけではありませんが、効率よく勉強し、転職活動を行いたいのであれば利用しましょう。
僕は働きながら学習したかったので、スクールを選択しました。
お金は借りたり稼いだりできますが、過ぎた時間は取り返せないですからね！
おすすめのプログラミングスクールを紹介していますが、30代の転職サポートや教育訓練給付制度のことを考えると、TECH CAMPの一択かなと思います。
無料でカウンセリングも受けられるので、一度話を聞いてみるのはいかがでしょうか？
自分ひとりで学ぶ時間と心の余裕があるなら、Udemyなどのオンラインの教材だけでも学習できます。
IT業界で働いている友人・知人がいれば、どのように勉強すれば聞いてみるのもいいでしょう。
未経験から転職するために資格は必要？
資格はあなたのスキルを証明する一つの手段ですが、必ずしも必要ではありません。
重要なのは、あなたが実際に何ができるかということです。
ポートフォリオを作って、自分のスキルを実際に見せることができれば、それが最も強力な証明になりますよ。
もし資格を取得したいというのであれば、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験がよいでしょう。
この試験はITの幅広い知識を問われるので業界の勉強にもなりますし、入社後の昇給や昇格の条件として採用している企業もあります。
ITパスポートも勉強にはなりますが、転職活動で使うには少し弱いかな、という印象です。
ChatGPTが出てきたからエンジニアは不要になる？
AIの発展は確かに仕事の一部を自動化しますが、エンジニアが不要になるわけではありません。
AIもプログラムを書く人間が必要です。
また、AIはまだ人間のように複雑な問題解決や創造的な思考をすることができないので、これからもエンジニアの役割は重要ですよ。
まとめ
この記事を通じて、30代からITエンジニアに転職するための一連のステップと戦略をご紹介しました。
大切なことは、エンジニアが社会で非常に求められている職種であり、転職は決して遅すぎるということはありません。
IT業界への転職を考えているなら、まずはIT業界の全体像を学び、自分が興味を持つ分野を見つけることが重要です。
そして、プログラミングを始めとする技術的スキルを身につけ、自分のキャリアパスを形成するための戦略を立てることです。
そして、ITエンジニアとしてのキャリアは、ただ技術を学ぶだけではなく、問題解決能力やチームで働く能力など、さまざまなスキルを磨くことで成長します。
また、理系出身でなくても、資格がなくても、エンジニアになることは十分可能です。
大切なのは自分自身が何を学び、何を達成したいのかを明確にすることです。
そして最後に、AIの出現がエンジニアを不要にするわけではありません。
むしろ、テクノロジーが進化する中で、エンジニアの役割はますます重要になっています。
新たなキャリアへの挑戦は勇気が必要ですが、適切な準備と戦略があれば、成功は十分に可能です。
あなたのITエンジニアとしての新たな旅が、この記事を通じて一歩でも前進する助けとなれば幸いです。
