✔️ IT企業に転職して得すること、損することを事前に知っておきたい!
このように考えている方にぜひ読んでいただきたい内容です。
私は新卒で銀行に入り、税理士事務所を経てIT企業に転職しました。
今はITベンチャーでプロジェクトマネジメントをメインに仕事をしています。
この記事を読めば、
✔️ IT転職前後の給与、働く時間、働き方の違い
✔️ 実際にIT企業に転職して得たこと、損したこと
このようなことが学べます。
結論からお伝えすると、
IT企業での仕事を3年経験して、
今後も需要がある仕事だから引き続き頑張っていきたい!
と感じています。
この記事を通して、みなさんの悩みがひとつでも解決できれば幸いです。
IT企業への転職前後の変化
私はこれまで金融業界(銀行)、会計業界(税理士事務所)を経てIT企業での業務を経験しました。
それぞれどのようは違いがあったか大まかにお伝えします。
銀行員時代(新卒〜社会人6年目)
給与について
かなり前のことなので記憶が曖昧ですが、6年目の年収で550万円くらいだったと思います。
割に合ってませんでしたねー。
保険や投資信託の販売ノルマ、融資の貸付額のノルマも割と達成していたので、もう少しくれても良かったのにな。
ちなみに、退職せずに残っている同期は35歳で年収1,000万円に到達したらしい・・・。
残っとけばよかったかな〜。笑
というのは冗談で、それでも戻りたいとは思えないくらい、当時はキツかった!
働く時間について
平日は20時まで働き、終業後は強制的に上司に連れ回されて飲みに行っていました。
さらに、あまりイメージがないかもしれませんが、土日も営業活動や稟議書の作成をするために出勤していました。
休日出勤の代わりに平日に代休をもらうのですが、当然お客様から電話がかかってくるので、休んでいる感覚はありません。
働き方について
ただひたすらにノルマに追われる日々。
土日も働いていたので、心が休まることがなく、ストレスが溜まりまくっていました。
ストレス発散は同期との飲み会。
二日酔いで大事な休日を無駄に過ごすこともあり、心身ともに疲弊していました。
銀行にいて良かったことは金融知識が身についたこと。
金融商品の相場感を養えたのは唯一といっていいメリットかもしれません。
税務職員時代(社会人7年目〜9年目)
給与について
税理士事務所の職員の時代は確か年収350万円くらいだったのかな?
銀行員時代から年収が200万円ほど下がったから、人生でいちばんの財政難だった気がします。
それでもやりたいことだったから後悔はないんだけれども。
やっぱり税理士にならないとガッツリはもらえません。
しかも残業代が全然出ない職場だったから金銭的にしんどかった記憶しかありません!
働く時間について
資格取得のために学校に通っていたので、学校がある日は18時に仕事を終えていました。
学校がない時は19~20時には終わります、土日は完全に休みでした。
確定申告時期などの繁忙期は終電近くまで働くこともありましたが、一緒に働くメンバーに恵まれていたのであまり苦にはなりませんでしたね。
誰と一緒に働くかって本当に大事!!
働き方について
仕事の休みはありましたが、休みは資格の学校に入り浸っていたので、ゆっくり過ごすのは年末年始と税理士試験後のお盆休みくらい。
銀行員時代ほどネガティブな思考ではなく、むしろポジティブに過ごしていましたが、年がら年中税理士試験のことを考えていました。
結局ひとつも受からなかったので、税理士になる夢を諦めました。
夢はさっぱり諦めましたが、税務知識がついたのは人生においてかなりのメリットになりました。
自分の確定申告で困ることはほぼありません。
IT企業勤務(社会人10年目〜現在)
給与について
転職初年度は年収350万円くらい。
そこからじわじわ上がって、丸3年経過したところで年収500万円くらいです。
正直なところ、もっと稼ぎたいという気持ちは常に持っていますよ!笑
でも、それほど焦っているわけでもなく、今の仕事(プロジェクトマネジメント)をきっちりこなせるようになれば、収入は自ずとついてくると考えています。
副業収入を含めたらもう少しあるので、30代のうちに本業+副業で1,000万円に到達したいですね。
働く時間について
基本定時(18時)で退社しています。
プロジェクトが大詰めの時は残業することもありますが、それでも20時には会社を出ます。
土日出勤はありません。
働き方について
プログラミングをしていた頃はひたすらPC画面と向き合い、バグの特定と修正の毎日でした。
そもそもコードを理解していないと何が間違っているかもわからないので、はじめのうちはかなり苦労しましたね。
マネジメント系の仕事は自分に合っているようで、もちろん多少のストレスはありますが楽しみながら仕事ができています。
本業だけでなく副業もあるので、銀行や税理士事務所時代と同様、忙しいことには変わりません。
しかし、お客様に喜んでもらったり、社会的に需要があると認識できたりすると、嬉しく思うと同時にモチベーションも高まります。
総合的に、心理的安全性が高いレベルで保たれていると感じます。
IT企業に転職して得したこと
ここでは、「IT企業に転職してよかった」と実際に感じたことを中心にまとめてみます。
①社内外での需要が高まった
社内での評価が上がった
私はプログラミングスクールでの学習を経て、ほぼ未経験の状態からシステム開発企業に転職しました。
入社当初は年下の経験者に教えてもらいながら、エンジニアとしてのキャリアを積みました。
そこから、プロジェクトの管理業務や社内のネットワーク構築業務、エンジニアの採用業務など様々な業務を経験。
業務に並行して本を読んだり資格を取得したりする中で、少しずつ社内での評価を上げることができています。
ちょっと思考を変えて、「これができるようになったらまた市場価値があがっちゃうな!」というスタンスでどんな仕事も受けるようにしています。
転職市場で評価されるようになった
社内の評価だけでは自分の現在価値がわからないので、3年経過したタイミングで転職活動を始めました。
転職サイトに登録し、3年間の経験を記載するだけで、未経験の状態では声をかけてくれないであろう企業からスカウトメールが届くようになりました。
現職よりも良い条件を提示してくてることが多いので、市場価値を把握するためにも転職活動はしたほうがよいと感じでいます。
転職するつもりがなくても、市場価値は知っておいた方がいいですよ!
②自由度が高まった
IT企業に入る前は、金融機関に6年間、会計業務に2年半お世話になりました。
服装はスーツで副業はNG、業後は強制的に飲み会に連れ回される日々でしたが、
今のIT企業になってからは180度変わりました。
服装は自由、副業OK、業務時間外の制約もほとんどありません。
リモートワークがしやすいのもITの魅力。
満員電車でツラい出勤時間を過ごす必要もなく、その時間を自由に使うことができます。
自由度が高まると、人生における幸福度がかなり増しますよ!
③収入源を増やすことができた
最近はさまざまな業種で副業がOKになっていますね。
IT業界でも副業OKの企業が多く、副業を通して本業プラスαで収入源にしている人がたくさんいます。
さらにITスキルは副業との互換性が高く、本業で得たスキルを副業に活かすことで、更なる収入アップとスキルアップが期待できます。
いまだに副業NGであることが多いようですね。
IT企業に転職して損したこと
ここでは、IT企業に転職して「大変だな、損しちゃったかな」と感じたことをまとめます。
①学習を続ける必要がある
IT業界では日々学び続ける必要があります。
特にITエンジニアが高いレベルで仕事を続けるためには、常に新しい技術や知識を習得する必要があるので、
勉強が苦手だったり新しいものに触れることがストレスと感じるのであれば、きついと感じるでしょう。
②コミュニケーションが不足しやすい
エンジニアの仕事はひとりで黙々と作業することが多いので、
1日の仕事が終わって、「今日誰とも喋ってないじゃん!」となることも。
リモートワークになると、ちょっとした相談もしづらくなり、ストレスが溜まる原因にもなります。
③運動不足になりがち
IT関連の仕事の多くは一日中座りっぱなしで完結してしまうので、意識的に運動しないと一瞬で太ります。
さらにリモートワークのときは通勤時の移動もないので、お昼休憩や業後の時間を使ってランニングやジョギングなどの適度な運動を取り入れることをおすすめします。
運動を継続する術を知りたい・・・
IT企業に転職して3年間で学んだこと
①プログラミングスキル
私は1年間しかプログラミング業務に携わっていませんでしたが、なんとなく書いていることが理解できるようにはなります。
しばらくプログラミングに触れていなかったので、勉強がてらMicrosoftが提供するPowerAppsというローコードアプリ作成ツールを使って書籍管理アプリを作りました。
そんなんプログラミングのうちに入らねーよ、と言われるかもしれませんが、
アプリは会社のメンバーに好評だったので良しとします。
②マネジメントスキル
書籍管理アプリの開発や社内インフラの構築などさまざまなプロジェクトマネージャーを経験することで、マネジメントを学ぶことができています。
さらにPMP(Project Management Professional)という資格の学習を通して、プロジェクトマネジメントの学びを深めています。
〇 PMPに合格して社内で評価を上げたい!〇 効率的な勉強方法が知りたい!〇 できれば一発で合格したい! 近年の急激なDX化の広まりにより、プロジェクトマネージャーの需要が高まっています。 PMPを取得することによって、[…]
③コミュニケーションスキル
私がいる会社は、営業やマーケティング、物流などさまざまな部署がある会社の”ソフトウェア開発部門”のような位置付けなので、
ITにあまり関わらない人ともよく一緒に仕事をします。
そのような”非IT”の人には、できるだけ専門用語を使わないよう心がけ、わかりやすく伝える努力をしています。
転職を検討している人へ
IT未経験者の方へ
これまでの経験から、以下の項目に当てはまる方はIT企業が向いている可能性があります。
✔️ 知識を得ることが好きなひと
✔️ 新しいことがすきなひと
✔️ 自由度の高さに憧れるひと
✔️ これといってやりたいことがないひと
まだ若ければ未経験から直接IT企業に転職できる可能性はありますが、30代後半になってくると未経験からの採用はかなり限られてくる印象です。
私は31歳の時にプログラミングスクールを経てIT企業へ転職しました。
プログラミングスクールの体験談の記事も書いてみたので、こちらも読んでみてください。
プログラミングスクールを検討している方の中には、 テックキャンプって実際はどうなんだろう? このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。 この記事では、実際にテックキャンプを受講し、転職するまでの体験談をお[…]
数年経験された方へ
IT業界でのを経験された方は現状の仕事環境に満足していますか?
満足している方も、そうではない方もいると思いますが、自分の市場価値は知っておいた方がいいでしょう。
市場価値を知ることで、
✔️ 現状が恵まれていることに再認識できる
✔️ 現状と市場価値とのギャップを知ることができる
このようなことに気づくことができます。
私の場合は市場価値を知る目的で、転職エージェントに登録しました。
登録して職務経歴を記入するだけで、企業やエージェントからスカウトが来ます。
業務内容はほとんど同じで、年収が100~150万円アップするようなスカウトも実際にありました。
収入をアップする方法は他にもあります。
本業はそのまま継続し、副業で経験を積むこともできます。
数年経験があればエンジアとして副業案件を受けることができますし、
私のように過去の経験をブログにすることもできます。
幅広いキャリアが待っているので、自分に合ったキャリア形成を実現してほしいです。
まとめ
私の過去の経歴をありのまま棚卸ししてみました。
これまでのキャリアをお見せするのは少々恥ずかしさもありますが、本当のことをお伝えすることでみなさまのキャリア形成に役立つのではとの思いから、ありのままを記事にしてみました。
ITの現場は日々学ぶことがあり、勉強の日々です。
しかし、勉強しなければならないのはどの業界にいても同じ。
同じように勉強しなければならないなら、需要がある環境で勉強した方がメリットが大きいです。
仕事や今後のキャリア形成ですべての悩みが解決することはないと思いますが、
あなたの悩みがひとつでも解決できたのであれば、これ以上の幸せはありません。
今日があなたにとって一番若い日です、思い立ったら行動しましょう!